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好きだよ 続き♪

 ひゃー…放置してたから、押しかけて来ちゃったのかなっ。
「ちょっと待ってねーっ」
 慌てて声をかけると、まだ愛液に濡れたままのバイブを、お尻の下に敷いていたバスタオルにくるんで洗濯機に隠す。ティッシュで股間をさっと拭き取り、脱ぎ捨ててたショーツとパジャマのズボンを一遍に履いて。乱れた布団を軽く直して、
「ごめん。散らかってたから…」
 ドアを開くと、
「…うん。遅い時間にごめん」
 部屋に入って来た達也、なんだか元気が無いみたい。会社帰りなのかな。スーツ姿のままでウチに来るのは珍しい。
「ん、いいけど…どしたの?」
 どしたのじゃないだろ…と、内心自分に突っ込みを入れる。2週間も会わないのって、付き合い始めてから初めてだもんね。
「あ…これさ、お土産。理香子、ここのシュークリーム好きだろ?」
 達也がケーキの箱を差し出す。うわー…放置したの効いてるよ。お土産なんて達也から貰ったことないもん。このケーキ屋、けっこう遠くにあるのに。
「ありがと。じゃあ、紅茶でも淹れるね?」
 キッチンに行こうとしたあたし、ふわっと後ろから抱き締められる。
「はぁ……」
 耳元で聞こえる溜息。
「電気点いてたからさ…他の男が居たらどうしようって思った」
 ぎく…。実際に居たわけじゃないんだから、ぎくっとすること無いんだけど…なんとなく…ぎく。
「ばか、そんなことあるわけないじゃん」
 そうかぁ、そんな心配してたんだぁ…って思ったら、すごく申し訳なく、達也が愛しく感じちゃうあたしは単純なのかな。
「俺さぁ…すげー理香子のこと好きかも」
 わぁ…達也がこんな台詞言うなんて。頬が赤くなっちゃうじゃない。
「かもって…何よぉ…」
 照れ隠しに拗ねてみる。
「ん…このところ逢えなかったらさ…すげーそう思った…」
「達也…」
 そっとそっと、達也の腕が柔らかくあたしを抱き締める。
「俺、あんまし真面目に女の子と付き合ったこと無いんだよな」
 不真面目にはいっぱいあるのよね…とは、さすがにこの状況では突っ込めない。
「理香子のこと…大切にするよ。大好きだ」
「ほんとにぃ?」
 達也に凭れかかり、上を向くようにして聞いてみる。
「うん。ほんと」
 達也が上からあたしを覗き込む。こんな殊勝な顔してる達也、超珍しい。
 放置もしてみるもんだね…なんて勝手なことを考える。
「じゃあさ…あたしの仕事も大切に思ってくれる?」
「うん」
「あたしがしたくないとき、しようしようって言わない?」
「あ…うん…」
 苦笑する達也。
「ひとりで逝って、寝ちゃったりしない?」
「…うん……えっ…」
 ぽかんと口を開けて
「お前…もしかしてそれで怒ってた?」
 達也が勝手に納得したような表情になったので、あたしもそれを理由にしちゃうことにした。
「ん……」
 くるんと達也の方を向き直って。
「ちゃんと、あたしも気持ちよくさせてくれる?」
「あ…あぁ…」
 達也が嬉しそうに笑う。
「ん」
≪つづく≫
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